Success at university depends as much on how effectively you can communicate as on what you know. Developing your ability to put idea across effectively, whether orally or on paper, is crucial. A powerful case can lose almost all impact if it is put across badly.
単語・熟語
depend on「〜に依存する、〜に左右される」 effectively「効果的に」 put A across (B) 「(B)に(考えなど)を理解させる、伝える」 orally「口頭で」 crucial「きわめて重要な、必須の」 case「事実」 impact「影響(力)」
比較、名詞節
Success at university depends as much on how effectively you can communicate as on what you know. では
2つの名詞節
how effectively you can communicate
と
what you know
が、as much 〜 as … (同等比較)でつながれています。
Success 〜 depends as much on how 〜 communicate
as on what you know
のような構造になっているので
「大学での成功は、あなたが知っていることと同じくらい、どれだけ効果的にあなたが意思疎通を図れるかに依存している」
という意味になります。
不定詞
your ability to put idea across effectively
ability to do で「〜する能力」という意味になります。不定詞の形容詞的用法で、頻出表現ですね。
「考えを効果的に伝える能力」
挿入
Developing your ability to put idea across effectively, whether orally or on paper, is crucial.
whether orally or on paper は挿入ですね。
whether A or B は「AであろうがBであろうが」という意味ですので、
「口頭であろうが文章に表す(紙に書く)のであろうが」
日本語訳
大学で成功できるかどうかは、あなたの知識と同様に、あなたがどれだけ効果的に意思の疎通を図れるかにかかっている。口頭でであろうが筆記であろうが、考えを効果的に伝える力を育てることが、きわめて重要である。強力な事実であっても、伝え方がまずければ、影響力をほとんど全て失いかねないのである。
入試では、下線部 put idea across effectively の意味に最も近いものを選択肢の中から選ぶ問題、下線部 badly の部分が空欄になっていて、その部分を補充する問題、さらに全体の内容一致問題が出ました。
英文は、実際に私立大学の入学試験で出題されたものを使用しています。私立大学入試では、英文を和訳する問題が多く出題されるわけではありませんが、きっちり英文の構造を把握して英文を読むことは、国立大学・公立大学入試と同様に大切ですね。
選ばれている英文は、受験生ではない方にも、勉強になると思います。TOEIC、TOEFL、英検などの資格試験にも役立つはずです。